奄美らいふ -- 南の国から --

奄美でのセカンドライフ   南の島での暮らし

奄美の家

セカンドライフを南の島でと、奄美に小さな家を建てました。 
出来上がるまでの顛末と、その後の日常生活を、つづります。

奄美に家を建てる

2013年1月1日  
 今は神奈川に住んでいるが、セカンドライフは南の島でと思い、妻の実家の奄美大島笠利に家を建てることにした。妻が相続した農地を、宅地に変えるため、去年の 6月に測量をしたのを皮切りに、準備を進めてきた。
 パソコンのフリーソフト「せっけい倶楽部」でいろいろ間取りを検討する。2人だけで住む家なので、平屋で、シンプルに。
 こだわったのは、できるだけドアをなくし引き戸にすること。壁と床をすべて板張りにすること。南北に風が通り抜けるように、戸と掃き出し窓を配置すること。海から帰って来てすぐに浴室に行ける様、脱衣所に外扉をつけること。そして、夏の日差しをさえぎるテラスにウッドデッキ。
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 これを、知り合いの棟梁(ノブ住建の肥後 信一さん)に以前から頼んでおいたのが、調整が取れて着手することになった。細かいところは、棟梁任せ。17日の大安に地鎮祭を行うことに。
 今回は施主支給で、材料は施主が購入するという方法。ただし、実際は棟梁が必要な分を手配し、各業者からの請求書をこちらに回してもらい月末に支払う。
 水周り(システムキッチン・バス・トイレ・洗面台)は、現在タカラスタンダードのシステムキッチンを使っていて気に入っているので、鎌倉のタカラのショールームで見積もりを取り、これを奄美でタカラを扱っている、大島石油に依頼。思ったより値引きしてくれた。整地や下水道工事は、地元の大瀬 設備。
 いよいよ、スタート。

整地

2013年1月13日
 地鎮祭の前に、整地を行うため、奄美に出かけた。一部は義兄が手を付けてくれていたが、未だ草に覆われジャングルのような予定地の草を刈る。水道と下水の引き込みは、義兄のつてで、市が家のそばまで工事をしてくれた。義兄には、ただただ感謝である。 去年の台風で倒れたガジュマルの撤去も市が行う予定だが、遅れていて未だ倒れたまま放置されている。
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整地 重機が入る

2013年1月15日
 重機が入り整地をする。大瀬さんが隅々まできれいに均してくれた。周りの木が生い茂り、風で枝が折れたりすると心配なので、棟梁が枝を払うことに。手際よく見事に切りそろえられた。
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地鎮祭

2013年1月17日(木)大安 
 地鎮祭当日。集会所より小さなテントを借りてきて建てる。雨が降りだしてちょっぴり心配になるが、始まる頃は晴れ。肥後棟梁と大瀬設備さんが参列し無事地鎮祭が終了する。

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設計図

2013年2月
  当初の案で、玄関にに続く部屋は、私はフリースペースとして設けたのだが、皆からあまり意味が無いと押し切られ、変更になった。フリーソフト「せっけい倶楽部」で作った間取りに、手書きで寸法を入れたのを棟梁に渡しこれが設計図となる。ちゃんとした図面は作らず、あとは棟梁任せ。
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基礎工事

2013年3月8日
 3月4日より、碩 興業さんにより基礎工事が始まる。
 私は、神奈川での仕事があるので、妻が建てる間、姉の家に居候する事に。携帯で写メを送ってもらう。思ったより大きく感じる。
 直前に、玄関部分を変更。もうひとつ独立した部屋としても使えるように玄関の位置を動かした。基礎屋さん曰く玄関が小さいのではと。でも、部屋をできるだけ広くしたかったので、最小限の玄関になっている。
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材木が届く

2013年3月12日(火)
 前日に基礎の枠が取り払われ、義兄は基礎がしっかりできていると感心しきり。今日はプレカットされた材木が届く。木材は、日南セメント瓦工業より仕入れる。
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上棟式前日

2013年3月14日(木)
 上棟式を明日に控え奄美に行く。2時過ぎに着いたが、午前中にクレーンが入りほとんど組みあがった家は、思ったよりも大きく見える。早々に足場の組み立てや、釘打ちを手伝う。
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上棟式

2013年3月15日(金)大安 
 17時から上棟式。それまで、屋根板の釘打ちを手伝う。大工さんが並べた板を、釘打機を使って張り終えた。
 義兄が、墨で書いた、紫微鑾駕(しびらんか)と書いた板を屋根裏に取り付ける。紫微鑾駕(しびらんか)とは沖縄・奄美地方に伝わる新築の家の守護を願う護符の言葉で、紫微とは道教の言葉で北極大帝(北極星の神)、鑾駕はその神が駕籠に乗って降りてくることでその家を厄災などから守る事を意味する。屋根の両端に立っているのは、紅白の弓。悪霊を追い払うため。
 屋根の四隅に、直径12cm位のお餅(力餅)を置く。北に向かって、棟梁がお祈りし、お神酒を飲んでから、最初に四隅に餅を投げてから、集まった人に向かって餅と小銭をまく。
 その後、工事関係(基礎、材木・屋根材・壁材、水道、電気、サッシ、ガス)10人ほど集まって直会を行う。
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屋根とサッシ

2013年3月30日 
 屋根が出来上がり、サッシが取り付けられる。サッシは島田 工業より仕入れる。居間の東側は、当初腰窓だったのだが、大工さんの勧めで掃き出しにする。掃き出しのほうが、風通しが良い。
 緑のトタン屋根はなかなかきれい。当初、瓦も考えたが、予算の関係でトタン屋根に。こちらだと大工さんが全てできるので、かなり費用が抑えられる。トタンと言っても、今はガルバニウムで錆には強いし、一枚トタンと言って、縦に長く、上下は一枚で葺ける。もともと奄美ではトタン屋根が一般的。台風が多いせいか、瓦屋根はあまりない。
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